
現在30代だけど、介護士に転職ってできるかな?未経験だけど大丈夫?求人を探す際のポイントが知りたい。
今日はこういった疑問に、現役介護士で転職経験もある僕が答えていきます。
✔本記事の内容
- 介護士に向いてるか向いてないかのチェックリスト
- 介護士が未経験でも問題ない理由を解説
- 未経験から介護士になるためのおすすめ転職サイト3選
- 介護職員初任者研修の資格を取得しましょう
✔本記事の信頼性

僕も22歳の頃に、未経験で介護の世界に入りました。その後、同じ介護業界で5回の転職を経験し、今はグループホームで管理職として働いています。
30代から介護士に転職する場合、「遅くないかな?」って思うかもしれませんが、けっしてそんなことはありません。
実際に僕の周りでも、多くの人が未経験で介護業界に転職しています。
(30代はもちろん、40代、50代、中には60代の方もいました)
今回は、未経験から介護業界に転職した僕の経験から、成功する5ステップを紹介します。
この記事を観て実践すれば、あなたが転職で失敗することはありません。
※2021年4月追記
介護士未経験で就職する方は、こちらの制度を利用すると国から支援金がもらえますよ。
⇒【介護士未経験の方必見】介護士に転職で126万円貰える?新制度を解説
30代から介護士に転職、未経験でも成功する5ステップを紹介

未経験でも介護士への転職が成功する5ステップは以下のとおり。
- 介護士に向いているかのチェックリストを確認
- 転職サイトに登録して、さらに自分でも求人を検索する
- 面接時の注意点をあらかじめ押さえておく
- 実際に就職したら、すぐに介護職員初任者研修の資格を取る
- 慣れてきたら、副業という選択肢も視野に入れる

では、一つずつ解説していきますね。
ステップ① あなたが介護士に向いているか向いてないかをチェックする

今回は、介護士に向いてるかどうかを判断するチェックリストを作成したので、ぜひ活用してみてくださいね。
【介護士に向いている方チェックリスト】
質問 | Yes(〇) | No(✖) |
---|---|---|
人と接することが好きである | ||
他人の話を聴くのが得意 | ||
どちらかと言えばポジティブ | ||
高齢者と関わるのが好き | ||
体力はあるほうだ | ||
人前で喋るのは好き | ||
テキパキと動けるほうだ | ||
オンとオフの切り替えが上手 | ||
チームプレーが得意 | ||
他人を楽しませるのが好き | ||
他人の価値観を受け入れることができる | ||
物事を気にしすぎない性格である | ||
誰かの役に立ちたいと思ってる | ||
気配りは得意なほう | ||
臨機応変な対応ができる |
以上15個の質問のうち「Yes」が…
- 0~5個:介護士に向いてないかも
- 6~10個:介護士の素質あり
- 10個以上:介護士はあなたの天職だ!
ただ、これはあくまで一つの基準で、Yesが少なくても実際に働くと上手くいく可能性は十分にあると思います。
なので、参考程度に使ってみてくださいね。

ちなみに僕はYesが13個でした。介護士は天職だったようです。
僕的には「オンとオフの切り替えが上手な人」は介護や医療の仕事に向いてると思います。
なぜなら僕たちの仕事は、常に死と向き合わなくてはなりません。
お世話になった利用者の方が、急に亡くなることもしばしば。
悲しむなとは言いませんが、引きずることなく切り替えて仕事ができる姿勢も必要になってきます。
介護士の仕事内容や1ヶ月のスケジュールは、こちらの記事で解説しています。
⇒介護士の仕事内容ってキツい?現役介護士のリアルな日常を紹介します
✔介護士は未経験でもまったく問題ない理由
ここで、介護士が未経験でもまったく問題ない理由を解説しておきます。
理由は以下の5つ
- 慢性的な人手不足
- 未経験でも積極採用
- 難しいスキルは必要ない
- 今から資格を取っても遅くない
- 40代、50代で未経験という方も活躍されている
介護業界は、ハッキリ言って慢性的な人手不足です。
企業側はやる気のある人であれば、何歳だろうが採用したいと思っています。
あとは、30代のあなたよりも年上の40代や50代で未経験から転職し、介護リーダーや管理職になる方も多く存在します。
スキルや収入アップのためには、資格を取る必要がありますが、計画的に勉強すればけっして難しいものではありません。
また介護士は異業種から参入してる方が多い業界。
この記事を読んでるほとんどの方が、ある程度社会経験がある異業種組だと思います。
その点については、こちらの記事で詳しく解説。
⇒異業種から介護士への転職は可能?超余裕である理由を現役介護士が解説
もしあなたが本気で介護士として働きたいと考えるなら、しっかりとした企業で働くべきです。
次の項では、未経験からでも成功する求人検索の方法をお伝えします。
ステップ② 転職サイトに登録しながら、自分でも求人検索する

介護士に転職する際は、以下の2つの方法をおすすめしています。
- 転職サイトに登録する
- 同時進行で自分でも求人検索する
理由は…
- 転職サイトは非公開求人を取り扱っている
- コーディネーターが代わりに求人を探してくれる
- こまかい要望を企業側に伝えやすくなる
- 公開してる求人でも好条件はあるので、自分でもしっかり探す
ちなみに僕は、3つの転職サイトに登録しながら、自分でも求人を検索していました。
4回の転職のうち、1回は転職サイトから、あとの3回は結局自分で検索した求人から応募しました。
(どうしても、家から近い施設で働きたかったからです)

転職サイトのサービスは完全無料なので、情報を得るという目的だけでも登録する価値はあるかなと思ってます。
(ただ、登録するときに情報収集だけって言うのはNGですよ。あくまで転職の意志がある人のためのサービスなんで…)
✔未経験から介護士になるためのおすすめ転職サイト3選
未経験から介護士になる人におすすめの転職サイトは以下の3つ
実際に僕も、この3つに登録しながら転職活動をしました。
(ちなみに今も登録しており、常に最新の情報をゲットできるので助かっています。)
転職サイトの効果的に使う方法は、こちらの記事で解説してます。
⇒介護士が転職サイトを効果的に使う方法を分かりやすく解説【図解付き】
①かいご畑
かいご畑の最大の魅力は、介護資格が無料で取得できる制度があること(総額13万円相当)
理由は、かいご畑は自社で介護教室も運営しているからです。
介護士未経験の方は、ぜひ登録しておくことをおすすめします。
(もちろん完全無料ですよ。)
コーディネーターの方が丁寧で、連絡などの事務手続きも早いので、信頼性は高いと感じています。
(ただ、あなたのために良い求人を見つけます!みたいな積極性は正直感じられませんでした)

すぐに転職する気がない僕には、しつこい電話での勧誘はほとんどなく、登録前から「情報収集だけでもお気軽にどうぞ」っていうスタンスが結果的に良かったです。
かいご畑については、「かいご畑の口コミとリアル|実際に使った本音と評判を徹底比較してみた」で詳しく解説しています。
②カイゴジョブ
カイゴジョブは、求人数も30,000件以上で、月間利用者55万人以上を超える国内最大級の求人サイト。
大手なので信頼性は高いですが、その分担当のコーディネーターの当たり外れもあるようですね。
僕を担当してくださった方は、感じも良くこちらの希望をこまかく聞いてくれました。
あと今すぐ転職する意思がないことを伝えると、「じゃあ良い求人があったら送りますね」とこちらの意図を感じてくださりやりやすかったです。
ただ口コミを観てると、“電話がしつこい”、“応募を急かす”という意見が多かったので、情報収集だけみたいな人は登録しない方がいいと思います。
③パソナライフケア
パソナライフケア最大の魅力は、担当の方の評判がよく「人を大切にする」求人サイトであること。
その理由として、パソナライフケア利用者の70%が登録スタッフからの紹介というデータが出ています。
知り合いにも勧めたいという人が多いのは、信頼できる証拠ですからね。
その他、就職祝い金最大50,000円や資格取得支援キャッシュバック制度(実質0円)などのサービスもあり、まさに介護未経験の方向けの求人サイトですね。
ここで求人を探す際の注意点を紹介
月給の具体例を載せているところは僕の経験上、信頼性が高いと思います。
給与面の記載をしっかり開示することで、思ってたのと違うというトラブルを防ぐことができます。
逆に給与面をあいまいにしたり、明らかに他施設より低い場合はブラックの可能性大なので要注意です。
✔介護の転職サイトでもブラックな求人を取り扱ってる可能性もある?
やはり求人内容だけでは、ブラックかどうかを判断するのは難しいのが現実。
気になる求人であれば、まずはコンサルタントに施設の評判や詳細を遠慮なく聞きましょう。
それで大丈夫そうなら、面接を受けてみる。
実際に施設に足を運んで分かることもあります。
施設見学時にブラック施設かどうかを見極めるポイントは、こちらの記事で解説しています。
⇒【リアル】介護士はブラックすぎ?辞めたい…そう思う前に見極めよう
ステップ⑤ 面接時の注意点をあらかじめ押さえておく
実際に面接する前に、どのような質問が来るかを想定しておきましょう。
介護士の面接でよくある質問や回答例は、こちらの記事で紹介しています。
⇒介護士の面接でよくある7つの質問と回答例を現役介護士が解説
また、未経験では介護士に転職した志望動機は、何を伝えればいいと悩む方もいると思います。
そちらに関しても、こちらの記事で解説してるのでチェックしてみてください。
⇒介護職へ未経験で転職する際の志望動機は何でもいい!最も大切なことを教えます
ステップ④ 就職したら介護職員初任者研修の資格を取る

転職サイトから就職するにしろ、自分で見つけた求人から就職するにしろ、以下の点はこだわることをおすすめします。
なぜなら、介護職員初任者研修の取得費用は安くても50,000円程度、高いと100,000円近くになる場合もあります。
ほとんどの転職サイトや企業で資格取得支援制度はありますが、もちろんないところもあります。
そうすると、自分で50,000円~10,000円程度の費用を負担しなければいけません。
交通費や食費も合わせたら、さらに数万かかることも考えられます。
未経験であれば、転職サイトや就職する法人に、資格取得支援制度があるかどうか確認したほうがいいですよ。

僕も始めて働いた施設は、資格取得支援の費用が全額キャッシュバックで100,000近く戻ってきたので助かりました。(翌月の給与振り込みで、1年間は退職しないという条件付き)
まずはあなたのお住まいの近くで受けれる、介護職員初任者研修を知りたい場合は、以下のサイトで確認できますので、活用してみてくださいね。
ステップ⑤ 慣れてきたら、副業という選択肢も視野に入れる
仕事に慣れてきたら、介護士をしながら副業をやるのもありですよ。
副業は禁止されていると思われがちですが、副業の禁止自体が禁止されてるというのが正しい。
会社は、社員が時間外に何をしていようが、それを抑制する権利はないですし、仕事以外の時間は何に使ってもOKですからね。
介護士の副業に関することは、こちらの記事で解説中。
⇒介護士の副業禁止は時代遅れ!介護士こそ副業しやすい理由とは?
介護士って実際いくら稼いでるの?
僕は今年で介護士経験14年目になります。
そんな35歳現役介護士のリアルな給料明細を、こちらの記事で公開しているので、興味ある方はご覧ください。(給与アップに繋がる転職のタイミングも合わせて解説しています。)
⇒現役介護士のリアルな給料明細を大公開【35歳の手取りはいくら?】
介護士が手取り額を上げたいなら転職 or 副業しかない
