
未経験から介護士への転職を考えているんだけど、ぶっちゃけ手取りでいくら貰えるの?
今日は上記の疑問に関して、現役介護士の僕が包み隠さず暴露します。
✔本記事の内容
- 現役介護士のリアルな給料明細(実際の写真を公開)
- 転職と給料の変化を調べてみた
- 給料アップを狙った転職は資格取得後がベスト
- さらなる収入アップには副業がおすすめ
- 介護士への転職で失敗しないための3ステップ
✔本記事の信頼性

僕は22歳から、未経験で介護士に転職しました。世間一般では、介護士は低収入と言われていますが、僕自身そうは思いません。
なぜなら、僕の介護士としての初任給が思ったより良かったからです。
介護士よりも低収入で重労働な仕事なんていくらでもあります。
介護士が低収入なのではなく、ブラックな企業で働く介護士が低収入というのが正解ですね。
本記事では、僕の最新の給料明細を随時更新し、公開していきます。残業や賞与など、介護士のリアルな手取り額をお伝えすることで、あなたが介護士として働く際の参考にしていただければ嬉しいです。
※ご質問や相談などは、お問い合わせ、またはTwitter(@Take_Fitness_23)のDM等で随時受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
では、さっそく僕の現在の給料明細を公開します。

現役介護士のリアルな給料明細を大公開【35歳の手取りはいくら?】

介護士13年目の僕が、毎月の給料手取りいくら稼いでいるかを、実際の給料明細を添えて公開しています。
僕の場合は都心部ではなく地方在住ですが、けっこう高い方だと思いますよ。
一般的に言われている、介護士の給料が安い理由はこちらの記事で解説してます。
⇒介護士の給料が安い理由を現役介護士が解説【給料を上げる方法も紹介】
最新の給料明細を公開します

※2021年4月分
- 総支給額:336,058円
- 手取り額:261,573円
だいぶ落ち着いてきましたね。
今後はこんな感じで推移していくと思います。
人手不足で残業が多い月は、最高で手取り35万程稼げることもありましたが、最近は残業しない方向に会社もなってきてるので、だいたい手取りで平均30万弱。
ちなみに僕が働く職場では…
- 住宅手当:10,000円
- 家族手当:50,000円(扶養3名)
- 皆勤手当:6,000円
- 教育手当:2,000円
- 特別介護福祉士手当:15,000円
- 夜勤手当:5,000円/1回
- 日祝手当:2,000円/1日
といった手当が色々と付いてきます。
こちらは過去最高月収の給与明細(年末調整の還付金も含む)

副業と合わせると月収50万超えることもあります。

介護士で年収400万円台を超えたい方はこちらの記事役立ちます。
⇒【2021年最新】年収400万以上 年間休日125日の介護士求人を紹介
最新の源泉徴収票を公開します

※令和2年度分
- 令和2年度の年収:4,623,300円
介護士だけでって考えると、けっして悪くない額だと思っています。
参考として2020年の介護士の平均年収は377万でした。(※キャリアピックス参照)
今後も介護士としての年収を、毎年公開していこうと思います。

介護士13年間の給料手取り額の推移

僕は介護士歴13年間で、4回の転職をしてきました。
その中で、どのように給料が変化していったかを解説していきます。
介護士未経験から有料老人ホームへ
僕が初めて介護士として働いた施設は、全国展開されている有料老人ホームでした。
未経験で資格なしの給料は…
- 手取りで170,000円程
ただ、入社して3ヶ月目の給料は、手取りで250,000円を超えました。
理由は、夜勤8回+夜勤明けで毎回2時間の残業があったから。
そこまで頑張っても250,000円って絶望ですね…

経験半年で介護派遣へ
その後、半年で引っ越しなどの関係もあり、派遣登録をして働き始めます。
半年経験で資格なしの給料は…
- 時給1,250円×8時間×20日出勤=200,000円
- 保険を引かれて、手取り160,000円程
今考えたら、無資格でも時給1,250円って飲食店でバイトするよりマシですね。
もちろん残業はなく、時間通りに退勤できるので働きやすかったですよ。
経験1年で再び有料老人ホームへ
その後、初めて働いた施設と同じ系列で、他県にある有料老人ホームに転職しました。
同じ系列を選んだのは、その時は給料が良い方だと思っていたから。
(実際は、もっと高待遇の場所はあったが見つけれなかった)
約2年間働いた給料は…
- 手取りで210,000円程
(子どもが生まれたこともあり、手当の額がプラスされたりした)
ただ、会議への出席が強制にも関わらず、サービス残業であったことや有休を使えなかったことを考えると、あきらかにブラックでしたね。
経験3年で特別養護老人ホームへ
都市部から地方への引っ越しだったので、給料は下がると思っていました。
でも当時の給料は…
- 手取りで220,000円程
- さらに賞与が4.5ヶ月分
- 年収は4,000,000円程
資格取得の効果もありますが、初めて社会福祉法人へ就職し、ボーナスの多さに感動したことを覚えています。
(以前の有料老人ホームは、賞与2ヶ月分でした…)
ただ、残業代がまったく出ず、ブラックであることに徐々に気付き始めて、結局辞めました。
経験8年で有料老人ホームへ
この有料老人ホームは現在も勤務しており、全国展開されている介護業界最大手と言っても過言ではない企業が運営している施設です。
この時は転職サイトからの応募で、コーディネーターさんに給与交渉などをしてもらったことあり、納得のいく転職でした。
そして、入社後2ヶ月目の給料は…
- 手取りで280,000円程
- 手当が豊富なことも給料アップの要因(手当の詳細は先ほどお伝えした通り)
- 残業代が1分単位で支給される
(実際に1分で申請はしませんが、32分残業した際は32分で残業代を申請します)
ただ、この時から4年以上経っていますが、現在の給料とそこまで変わりないことを考えると、やはり介護業界は同じ法人で長く働いても、給料は上がりにくいことが分かりますね。
介護士は転職を有効的にすることで給料を増やせるので、経験&資格取得をしながらタイムリーに転職することをおすすめします。

ちなみに現在働いてる施設での1日の仕事内容や1ヶ月のシフトをこちらの記事で紹介してるので、興味がある方はご覧くださいね。
⇒介護士の仕事内容ってキツい?現役介護士のリアルな日常を紹介します
給料アップを狙った転職は資格取得後がベスト
ここまで紹介してきた転職歴で、給料がアップしたのは以下の2回。
- 介護福祉士の資格取得時
- 介護支援専門員の資格取得時
✔実務経験3年で介護福祉士を取得
この時は、社会福祉法人が運営する特別養護老人ホームに転職しました。
関東圏から地方への転職でしたが、給料はアップ。
理由としては、経験3年以上で介護福祉士を持ってる人は優遇される求人だったからです。
有料老人ホームと違い、特別養護老人ホームは要介護度の高い利用者が多く、介護福祉士の資格を持つ経験豊富なスタッフを必要としています。
✔経験8年で介護支援専門員を取得
この時は、社会福祉法人から大手の介護企業への転職でした。(在職中)
転職の理由としては、介護支援専門員の資格に対する手当があったことと、経験と資格があれば中途採用でも高ランクの給料が貰えるから。
ちなみに、転職先を見つけてくれたのは登録していた転職エージェントさんでした。
自分ひとりで、好条件の転職先を探すのは難しいと感じたので、まずはいくつか転職サイトに登録しました。
その中でも、おすすめなのが「かいご畑」です。
対応が早く、かつ丁寧だったのでストレスなく転職活動をすることができました。
資格を取得した際は、いくつかの転職サイトに登録しておくと、思わぬお宝求人に出会えることもあるので、ぜひ活用することをおすすめします。
転職サイトについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
⇒【完全無料】介護士の僕がおすすめする転職サイト3つを徹底比較
さらなる収入アップには副業がおすすめ
介護士でさらなる収入アップを狙うなら、副業がおすすめです。
介護士の副業に関することは、こちらの記事で解説しています。
⇒介護士の副業禁止は時代遅れ!介護士こそ副業しやすい理由とは?
介護士への転職で失敗しないための3ステップを紹介

あなたが、介護士に未経験からの転職を考えてるなら、こちらの記事が役に立つと思います。
(もちろん、経験者でも参考になるのでチェックしてみてくださいね)
⇒【30代から介護士に転職】未経験でも成功する3ステップを紹介
最高月収50万超えの介護士がおすすめする介護の求人サイトまとめ
